こんにちは、ユウトです。
ネット起業7年目、顔出し歴3年目。
今回はそんな「顔出しあり」「顔出しなし」のどちらの経験もある僕が、ネットビジネスで顔出しをすべきか迷っている方のために、
- 顔出しすれば稼げるか
- 顔を出して変わったこと
- 顔出しのメリットとデメリット
などを実体験を交えながら書いてみようと思います。
ぜひ、情報発信の際の参考にしてみてくださいね。
どんな人間がこの記事を書いているか
気になる人もいるかなと思ったので簡単に僕のことを書いておきます。
※興味がない方はスルーしてください。
当記事の執筆時点で、ネット起業歴7年目、法人3期目。社名は「株式会社CORVUS」です。
元サイトアフィリエイターです。
当時の最高月収は360万円程度。
アフィリエイトがすごく上手くいっている時に法人化しましたが、 医療アップデートでメインサイトが吹っ飛んだり、メインの取引先が倒産したりしたために月収が激減。
プラットフォームに依存するビジネスに限界を感じたので、アフィリエイトから手を引きました。
現在のメインビジネスは「ネットを使ったビジネスの支援」。
6年間で培ってきたwebの知見、ビジネスの知見を活かして、ネットビジネス初心者に向けて「商品作り」「webマーケティング」「ネット自動化」などをコンサルティングを行っています。
また、個人事業主の方や企業のビジネスに片足を入らせていただく形で、web周りの改善・強化を手伝ったりして報酬をいただくこともあります。
「教える」ということはアフィリエイター時代からやってきました。
Webで食べていきたいという人に、アフィリエイトや、その他ネットを使った稼ぎ方を教えたり、
ブログで稼ぎたいという人にアフィリエイトを教えたり、
自社のスタッフにSEO対策やライティングやwebデザインを教えたり。
そんなことを6年間やってきました。
僕がここでいきなり自分の過去の話をし始めたのは、もちろん、実績を自慢したいからではありません。
このような人間が「ネットビジネスの顔出し」について個人的見解を語っているものです、ということを予め認識しておいて欲しかったからです。
当記事はそんな人間が書いているものだと思って読み進めてくださいね。
ネットビジネスは顔出しした方が良いの?
それでは、本題です。
「ネットビジネスでは顔出しした方が良いの?」
僕も初心者の方によく聞かれる質問です。
この質問に対する僕の答えはこうです。
「あなたがどんなビジネスを
するか(しているか)にもよりますが、
結論から言うと、どちらでも良いと思います」
ネットの匿名性を肯定するわけではないですが、やはり、
- 顔出しなしでできる
- 実名非公開でできる
というのはネットでビジネスをする大きなメリットの1つですからね。
「顔出しが怖い」とか「不安」だというのであれば、無理に顔出しをする必要はありません。名前の方も、ニックネームで良いと思います。
顔出しをした方が稼げる?
結論を先に言うと、「YES」です。
でも正確には、「稼げる」というより「稼ぎやすい」ですね。
勘違いしてほしくないのは、「顔出しをすれば稼げる」というわけではないということです。
ネットを使って稼げるかどうかは、どちらかと言えば、
「どんなビジネスをやるか」
「どんな戦略でやるか」
「どれくらい取り組めるか(作業できるか)」
という方が重要です。
「顔出しあり/なし」は本質的な話ではないというか、その先の話になると思います。
例えば「どんなビジネスをやるか」という点について言えば、
ネットビジネスの代表例である「アフィリエイト」や「転売」は、一才顔出しをしないで稼げるビジネスモデルです。
ただ、「どんな戦略でやるか」という点について言うと、同じ「アフィリエイト」1つをとっても、大きく分けて以下のような2パターンに分けることができます。
- サイトアフィエリエイト
- ブログアフィリエイト(ブロガー)
このうちサイトアフィリエイトは、そのサイトで取り扱う商品・サービスがメインになるので顔出しする必要がありません。
しかし、ブログアフィリエイトはどちらかというと発信者(ブロガー自身)がメインになるので、顔出し(自己開示)をするメリットは大きくなります。
もちろん、ブロガーでも顔を出さないで成功している人もいますし、その逆もまた然りですが、いずれにせよ、「取り組むビジネスモデル」「取る戦略」によって、「顔出しあり」「顔出しなし」の良し悪しは変わってくるというわけです。
顔出しをするメリットが大きいビジネスモデル
以下のようなビジネスモデルは、顔出しをした方が稼ぎやすいです。
①実働型のビジネス
例:コンサルタント/コーチ/カウンセラー/占い師/カメラマン/パーソナルトレーナー/家事代行/etc
これらはネットビジネスというか、正確にはネットに力を借りたビジネスモデルですね。一言でまとめれば、各種コンサル、各種代行業。
これらのビジネスは「信頼感」がキモになるので、写真がないのは圧倒的に不利になります。
お客さんの信頼を得る方法はいろいろありますが、その代表的なものが「自己開示」です。つまり、「自分はこういう人間です」と知ってもらうこと。
「自己開示」をする上で「写真」に勝る効力を持つものはなかなかありません。
ただ、数ある代行業の中でも、
web制作代行/ライティング代行/サムネ制作代行/プログラミング代行/イラスト制作代行/
などといったものは制作物に主軸が置かれるので、自分の「ポートフォリオ」などを用意して制作物を一覧しておけば、顔出しなしでも案件を取りやすかったりします。
もちろん、顔がわかると尚良いですけどね。
②各種SNSのインフルエンサー
インフルエンサーとは何かというと、自分の「キャラクター性」や「唯一無二性」を売りにたくさんのフォロワーを集め、自分の商品やサービスに繋げたり、企業案件を取り扱ったりしてお金を稼いでいる人たちのことです。
「キャラクター性」や「唯一無二性」を売りにするということは、それを強める要素の1つである「顔」も出した方が、当然、有利になります。
もちろん、中には顔出しせずにたくさんのフォロワーを獲得している人もいますが、フォロワーが5万、10万、30万と増えていくに連れ、一才顔出を出していない人の割合的に小さくなっていきます。
以下は僕が作った簡単な図なのですが(制作にあたりいくつかの図を参考にしました)、
トップインフルエンサークラスになってくると、顔出しをしていない人は割合的にだいぶ少なくなります。
顔出しをしていないタレントってほぼいないですよね。
だからというわけではないですが、やはり顔出しをした方が、覚えられやすかったり、好かれやすかったりという利点はあると思います。
③ブロガー、インスタグラマー、youtuberなど
インフルエンサーと近い概念ですが、要は、そこまでの影響力は持っていないけど(求めていないけど)情報発信をしている人たちのことですね。
「キャラクター性」や「独自性」を売りにフォロワー数やアクセス数を増やし、マネタイズしていく点ではインフルエンサーと同じ。
ただこちらは発信者自身ではなく「コンテンツの質(例えば記事の濃さであるとか)」も1つの大きな武器になります。
これらのビジネスをする人が顔出しした方が良い理由はインフルエンサーとほとんど同じなので省略します。
顔出しをしたことで何か変わった?
これも何度か聞かれたことがあります。
気になってる人も多いと思うので、お答えしておきますね。
顔出しをしたタイミングで何か大きな変化があったかと言えば、NOです。
6年前(2014年頃)にアフィリエイトで起業して4年間ほどは、完全匿名でやっていました。
いくつかのサイトを運営していたのですが、どれも匿名で収益化できるものだったので、顔を出す必要がなかったんですね。匿名の方がリスクもなくてメリットが多いかな、と思ってやっていました。
ちなみに僕の匿名っぷりはだいぶ本格的で、例えば多くの人が実名・顔出しで登録している「Facebook」でも匿名。サイトも完全に偽名でやってましたし、Twitterも、インスタグラムやっていませんでした。
今思うと、かなり勿体なかったなーと思います。匿名と言えど、サイト自体はだいぶ健全にやっていたので、匿名でもいいからSNSをやっておけば、今頃フォロワー数万人クラスのマイクロインフルエンサーになれていたんじゃないかと思います。
(当時はネットビジネスで月に7桁稼ぐ20代って少なかったですからね。今じゃそう珍しくありませんが)
そんな僕が顔出しすることを決意したのは、法人を設立し、社員を抱え、初めて自社商品を初めて作ってリリースしようと思った際に、
「信頼性を得るために顔を出した方が良いかな」
と思ったからです。
起業して4年間、ずっと匿名でやってきましたが、周りに顔出しをしてビジネスをしている人が多かったせいか、それほど抵抗がなく、意外とあっさり顔出しできました。
先ほどお話しした通り、顔出しして何か変化があったかと言うと、特にありませんでした。
「顔出しをしたから酷い目にあった」とか、逆に「SNSのフォロワーがすごく増えた」とかはありませんでした。
顔出ししたSNSと自分の匿名アフィリエイトサイトとをほとんど紐付けなかったから、というのもありますが、仮にしっかり紐づけていたとしても、大した反響はなかったんじゃないかと思います。
唯一懸念していたのは、「顔キモい」とか「アフィリエイター死ね」とか「お前の家の住所突き止めたぞ」言われることだったんですが、その手のメッセージは一切来ませんでした。
無名な人間には世間の人たちはあまり興味を持ってくれないようです。
こんなことを言ったら失礼かもしれませんが、いま特に話題性がない人が「顔出しのリスク」とかを考えるのは、ちょっと自意識過剰かもしれないです。
過去の自分を振り返ると、そう感じます。「自分が思うより世間の人って他人に興味がないんだなあ」と。
本当に大した変化はなかったです。
あ、
「ユウトさんって実在してたんですね」的なことは何度か言われました。
僕のアフィリエイト全盛期の2015年頃って、「20代にしてネットだけで月7桁以上を稼ぐ人」がだいぶ珍しかったので、完全匿名でfacebookなどのSNSをやっている僕を怪しいと思っていた人が結構いたらしく、顔出しをしたタイミングでそういうことを少なくない人数から言われました。
あ、ニュアンス的には「実在していてホッとしました」みたいな感じです。
ちなみにこれ、僕の周りの匿名でビジネスやっている人も結構言われてますね。普段匿名でやってて、交流会とかでリアルで会った時とかに言われるみたいです。
女性の場合だと「○○さんって本当に女性だったんですね」とか。それまでブログやtwitterだけで情報発信していた新しくyoutubeを始めるタイミングで言われるみたいです。
そんな感じですかねー。
顔出しするか迷っているんですが……
これもたまに聞かれるので僕の見解を答えておきます。
無名のうちは顔を出しても大したデメリットはないので、ノリで出してみても良いかもしれません。
適当なことを言うな、と思うかもしれませんが、何事も深く考えすぎると結局人って現状維持を選ぶので、適当に、ノリとかで、良いと思います。
嫌だったらまた匿名に戻れば良いだけの話なんで。
顔出しをしたタイミングでわざわざスクショ撮って保存してくる人なんていないですよ(多分)。
だから大丈夫です(無論100%ではないので最終的には自己責任でお願いします)。
ネットビジネスで「顔出し」するメリットとデメリット
では最後に、ネットビジネスで「顔出し」をするメリットとデメリットについてまとめてから締めたいと思います。
当然の話ですが、ネットビジネスで「顔出しをするメリット」はそのまま「顔出しなしのデメリット」になるので、その辺は脳内変換して読んでみてくださいね。
ネットビジネスで「顔出し」をするメリット
①信頼感を得やすい
人は「わからないもの」に対して「不安」を抱き、近づくことを拒みます。
ネットの世界では、「匿名性を利用した詐欺」や、やはり匿名性それに端を発する「さまざまな事件」が頻繁に起こっていますよね。
そんなニュースが毎日のように世間を賑わせているわけですから、ユーザーが警戒するのは当然です。
顔を出してても、基本的には「怪しまれた状態」でスタートになります。
顔出しててもそうなのですから、顔出しなしは「かなーーーーり怪しまれた状態」でスタートすることになります。
ネットユーザーにデフォルトで備わっている「疑いの目」が解除されるのは、ユーザーがあなたのことを(実態があることを)ある程度理解できた時。
つまり、「この人は信頼できる人間だな」と思えた時です。
ネット上で人の信頼を獲得するためにはいくつかのステップを辿る必要がありますが、「顔写真」があればそのステップを大幅に省略することができます。
もちろん世の中には、「写真があるせいで逆に胡散臭くなってしまっている人」もいますが、まあそれは一旦置いておいて、です。
「見せ方を工夫」したり、「コピーライティングのテクニックを駆使」したりすれば、比較的簡単にユーザーの信頼感を得ていくことは可能ですが、慣れないうちは「顔出しなし」が1つの大きな障壁になります。
その障壁を越えられずにSNS運用を諦める人も少なくないです。
その点「顔出しあり」の人は、その障壁を最初から超えられているわけですから、顔を出していない人に比べればビジネスはしやすいと思います。
②差別化しやすい
ビジネスは競合との「差別化」が大切です。
特にSNSを使った集客の重要度が昔に比べて格段に増しているので、「独自性」は誰にでもある程度求めるように思います。
他の人と自分はどう違うのか。つまり差別化が必要であるということです。
これがきちんとできていないと「量産型」になってしまうので、ユーザーからすれば「この人をフォローする必要はないな(他の人で十分だな)」と思われてしまいます。
差別化をする方法というか、他者との差別化になる要素には色々なものがありますが、「顔」もその1つです。最たるものの1つ、と言ってもいいかもしれません。
だって、顔ってその人だけのものですからね。
この世には自分と同じ顔の人間が3人いる、なんて話もありますが、まあそれは一旦置いておいて。
あなたの顔や雰囲気、そういったものは、他の人が真似しようと思ってもなかなか難しいものです。
逆に顔を出さない場合、SNSやブログのアイコンには、
- 「動物の写真」
- 「キャラクター写真」
- 「自分の雰囲気がなんとなくわかる写真」
を使用することになると思います。
当然ながら、他の人も同じことを考えているので、工夫を怠ったり、プロフィール文や日々の投稿などで個性を感じさせられないと、「量産型」になってしまいます。
もちろん、顔出しをしてても「量産型のビジネスマン」みたいなのはたくさんいるのですが、「顔出しあり」の信頼感はやはり強いので、 僕たちが「この手の人よく見かけるなあ」「量産型だなあ……」って思っていても本人は普通に仕事を取れていたりします。
「顔出しあり」でネットビジネスをするデメリット
1. 身内バレ・知り合いバレ
家族、友人、会社の人、昔の同級生。
とにかく「自分を知っている人」にネットビジネスをやっていることが絶対バレたくない人にとっては、これが一番のデメリットになりますね。
「身内バレ・知り合いバレ」にどんな問題があるかについては、僕より皆さんの方がわかっていると思うので、ここでは省きます。
本当にバレたくない方は、顔出しが必要のないビジネスをするか、「ビジネス用アカウント」を用意して、自分に繋がる一切のヒントを出さずにやるのが吉だと思います。
2. 変な人に絡まれるリスク
特に女性のデメリットですね。
「顔出し」をしていると、ネット上の匿名性を利用した「嫌がらせ」や「犯罪行為」を受ける可能性があります。
具体的には「ストーカー」であるとか、「DMで下半身の写真を送り付けられる」とか、そういう類のものです。
僕の友人にちょっとしたインフルエンサーがいるのですが(twitterのフォロワー3万人くらい)、彼女はよく後者(下半身攻撃)を喰らってます。
まあ、本人も「セクシーキャラ」で売っているところもありますし、本人もメンタル強い人なので「かかってこい!」みたいなノリでいるんですが、普通の人なら……嫌ですよね。
ただ、「下半身の写真を送り付けられる」なんてのはまだ可愛いもので……、
中にはやっぱり粘着質な人に目を付けられて、「殺人予告」をされたり、自宅の場所を突き止められて「ストーカー行為」をされたりしている人もいます。
ちなみにそのインフルエンサーの女性も一部そういった被害を受けています。
ただ、再度言いますが、彼女はあくまでフォロワーを3万人抱えるセクシー系のインフルエンサー。その知名度と、彼女のキャラクター性がそういうタイプの人たちを引き寄せてしまっているというのは大いにあると思います。
つまり何が言いたいかというと、
無名のうちや、自分の情報発信の仕方によっては、そういう「嫌がらせ」や「犯罪行為」を受けるリスクはだいぶ軽減できるということです。
例えば僕はもう2年以上顔出しでやっていますが、未だ一度も「嫌がらせ」のようなことは受けたことがありません。
過去には何度か、SNS上で意見が合わない人とちょっと言い争いっぽくなってしまったことはありますが、それは「顔出しなし」でやっていても情報発信をしていれば誰が抱えるリスクです。
見せ方・やり方はとても重要。あと僕がいつもクライアントさんに念を教えて伝えていることなのですが、「無差別にフォロワーを増やしすぎないこと」これもまた非常に重要です。
自分の商品の見込み顧客であるとか、あなたと性格や価値観が近しいフォロワーだけが集まるように発信すること。
「そんなことできんの?」
と思うかもしれませんが、工夫すればフォロワー選別はいくらでも可能です。
SNS運用のリスクの1つである「炎上」の火種は、本来あなたのフォロワーになるべきでない人たちから発生します。
とにかく、無作為にフォロワーを増やしすぎないこと(あなたがインフルエンサーになりたいと思っているのであれば)。これは本当に大切なので、忘れないでくださいね。
まとめ
今回はネットビジネスの「顔出しあり/なし」について書いてきました。参考になりましたでしょうか。
今回の記事を振り返ってみて、ざっくりまとめてみますね。
●ネットビジネスは顔出しをした方が良いか
⇒基本どちらでも良い。双方にメリットがある
⇒ビジネスモデルによっては顔出ししないと難しい
●ネットビジネスは顔出しした方が稼げるか
⇒稼ぎやすい、とは思う。
⇒ただ顔出しと稼ぎは直結はしない。
⇒「何をするか(ビジネスモデル)」「どうやるか(戦略)」
などといったことの方が遥かに重要
●顔出しするとどう変わるか
⇒既存のフォロワー数による。
いま無名なら特に大きな変化はないはず。
⇒とりあえずやってみる、が吉。
落ち着かないならやめれば良い。
…。
とまあ、こんな感じですかね。
今回はこれで以上になります。良いネットビジネスライフを送ってくださいね。