こんにちは、ユウトです。
英会話などの塾、継続コンサルティング、オンラインサロンなど、お客さんから「月謝」や「月会費」などをもらうビジネスを行おうと思った場合、定期的な支払い(自動引き起こし)を可能にする必要があります。
その手段として便利なものに、「PayPal」があります。
僕も自分のビジネスとして継続コンサルティングを行っており、その「月謝」を受け取るためにPayPalを利用しているのですが、最初はそのやり方がわかりませんでした。
PayPal公式の説明もちょっとわかりにくいですし、Google検索で調べてみても、参考になる記事が少なかったんですね。
ということで今回は、「PayPalの自動引き落としがわからないぞ」という方に向け、PayPalで定期的な支払いを可能にする方法について解説していきたいと思います。
PayPalの注意点
PayPalの定期支払いの設定方法を解説する前に、注意点を2つ解説しておきます。
1. PayPalの定期支払いの手数料について
PayPalで「月謝」などのを定期的支払いを行う際には、「3.6%+40円」の手数料が差し引かれますので、ご注意ください。
2. アカウント停止のリスク
「情報商材系」の商品の支払い方法として利用するとアカウントが停止されるケースがあるそうです。「高額コンサル」や「高額コミュニティ」も対象になります。
ソースとして弱いかもしれませんが、僕の知り合いのそういったジャンルが得意なwebマーケターが言ってました。彼だけでなく「周りも軒並みBANされた」そうなので、デジタルコンテンツ系にPayPalを利用する際は注意が必要です。
明確な理由は不明ですが、決済の金額が大きすぎたり、販売者の信頼性が弱かったり、購入者からクレームが出たりするのが原因かな、と個人的には予想しています。
不安な場合はテレコムクレジットなどの決済代行会社さんを活用しましょう。
PayPalの定期的な支払いを可能にするための手順
それでは、導入の具体的な手順についてお話ししていきます。
1. PayPalの「ビジネスアカウント」を用意する
PayPalには2種類のアカウントがあります。
①個人アカウント
PayPalを使った「支払い」を可能にするためのアカウント
②ビジネスアカウント
PayPalを使った「支払い」と「受け取り」を可能にするためのアカウント
今回は自分が売り手として支払いを受け取りたいので、②の「ビジネスアカウント」を開設する必要があります。
詳しい手順はPayPal公式サイトを参考にしてください。登録もこちらから行えます。
なお、ビジネスアカウントの開設は無料ですが、
- 免許証やパスポートなどの「本人確認書類」が必要になる
- アカウント開設までに1週間ほどの時間がかかる
などということがあるので、まだビジネスアカウントを開設していない方は、余裕を持って準備しておきましょう。
2. 「購読」に必要な「決済ボタン」を作成する
PayPal上では、定期支払いのことを「購読」と言います。
その「購読」を可能にするための「決済ボタン」をまず作っていきます。
「決済ボタン」は、ブログやホームページなどのwebサイト上に設置するものですが、webサイトを持っていない方でもPayPalの定期支払いを利用することは可能です。
その場合はリンクを発行し、メールに添付してお客さんに送ります。リンクの取得方法についても後に解説します。
まずはPayPal公式サイトを開き、「ビジネスアカウント」へのログインを行いましょう。
すると以下のようなトップページが表示されると思うので、
①ヘッダーメニューの「ツール」にカーソルを合わせる
②「全てのツール」を選択する
という順番で操作を進めてください。
すると、「PayPalツールとリリース」というページが画面に移動するので、
③「定期支払い」の項目を見つけ、クリック
します。
(時期によっては、項目の並び順や名称が変わる場合もあるようです。注意しましょう)
3. 「新しいボタンの作成」を行う
先ほどの画面で「定期支払い」の項目をクリックすると、「定期支払いダッシュボード」という画面に移動するので、
右側の「関連商品」の中から
①「購読ボタンの作成」を選択
してください。
4. 「決済ボタンの設定」を行う
「PayPalの支払いボタンを作成する」のページになったら、以下の画像の手順で操作を行ってください。
①「ボタンタイプの選択」から「購読」を選択
②「商品名」と「商品ID」を設定
- 「商品名」:そのリンクが何のリンクなのかを示す簡単な説明文
- 「商品ID」:整理番号。「0001」など。適当でも問題なし
③商品の月額料金を設定
④ボタンの様々なカスタマイズ(必要であれば行ってください)
⑤「サイクルごとの請求額」(=月会費)を設定
ここまで澄んだら画面をスクロールして、
⑥「請求サイクル」(請求頻度)を設定。月会費の場合は「1ヶ月」に
⑦「請求サイクルを何回で終了しますか。」を設定。1年契約の場合は「12ヶ月」に
⑧「ボタンの作成」をクリック
すると、「決済ボタン」が作成されます。
5. 自分のwebサイトに決済ボタンを埋め込む
ブログやホームページなど、自分のwebサイトを持っている場合は決済ボタンのコードを取得し、サイト内に設置しましょう。
以下の画像のように「ウェブページにボタンを追加する」のページになっていると思いますので、
そのコードを自分のブログやホームページの好きなところに設置してください。
デフォルトのままだと「買い手のビュー」に表示されているようなボタンが設置されます。
自分のホームページにコードを貼り付ける際、コードの形が崩れてしまうと決済ボタンは機能しなくなる(ただのトップページに移動するボタンになる)ので注意してください。
僕はWordPressの「ビジュアルタブ」で「決済ボタン」の周辺を操作している時に意図せずコードを崩してしまい、それが原因でお客さんが決済できないというアクシデントが発生しました。
「決済ボタン」は、設置する予定の場所の周辺を先に整えてから、最後に設置するのが良いかもしれませんね。
5-2. メールで「決済ボタン」を送る場合
ブログやホームページやブログがない方はこちらの方法でお客さんに「決済ボタン」送りましょう。
手順は以下の通りです。
「ウェブページにボタンを追加する」のページから、
①「メールアドレス」のタブをクリック
②「コードを選択する」をクリック
③コードをコピー
してください。
このコピーしたコード(URL)をお客さん宛のメールに「ペースト」することで、ボタンを設置しなくても、「購読」の決済を行ってもらうことができるようになります。
お客さん視点から見た決済のやり方
最後に、お客さん視点から見た決済のやり方について説明しておきます。
「決済ボタン」がちゃんと機能しているかを確かめるために、自分でも一度確認してみると良いでしょう。
以下が「決済ボタン」を押すと開かれる画面です。
(時期によっては少しデザインが変わっているかもしれません)
ここでお客さんが、
①PayPalアカウントを持っている場合
画面上部の「PayPalで支払う」
PayPalアカウントを持っていない場合
画面下部の「デビットカードまたはクレジットカードで支払う」
を選ぶことで、それぞれ決済画面に進みます。
「デビットカードまたはクレジットカード決済」の場合は、住所などの情報入力が必要になります。
ここで、お客さんの「購読」の登録が完了すると、自分のPayPalビジネスアカウントにそれが反映されます。
お客さんが「購読」できているかの確認方法①
「ビジネスアカウント」のトップページを見れば一目でわかります。
「過去30日間に1件の新しい購読が開始されました」とあります。
この表示が出ていればお客さんの「購読」が始まったことになります。
お客さんが「購読」できているかの確認方法①
「ビジネスアカウント」のトップページより、
①右上の歯車マークをクリック
②「アカウントの設定」をクリック
すると以下のような「アカウント設定」のページになるので、
①「ウェブペイメント」をクリック
②右側の「自動支払い」欄の「更新」をクリック
すると「定期支払いダッシュボード」の画面になるので、
そこに新しくお客さんの情報が登録され、「ステータス」欄が「アクティブ」になっていれば、定期支払い(購読)が開始されたことになります。
まとめ
今回は、PayPalの定期支払いのやり方がわからない人に向け、その解説をさせていただきました。いかがだったでしょうか?
皆さんの問題解決の役に立てれば幸いです。